草木染のアトリエ YARN

編んだり 染めたり 耕したり

つるなしズッキーニはすぐれ物

4ae9a006.JPG節分が過ぎると気分は春になります。そろそろ春の種蒔き計画を立てるのですが、現実の畑はまだ枯れ野原です。染色用のハーブ類は殆どが多年草なので、春に新芽が出てくるのを待っていると良いのですが、畑の一部に食用の物も作っています。
最近購入した種につるなしズッキーニがあります。狭い日本にぴったりの品種ですね。染色用にかぼちゃを植えるのですが、つると葉で染めるのでつるを伸ばし放題に育てます。そのため畑の一部はかぼちゃのつるで占領されてしまいます。毎年ズッキーニを植えるのを諦めていたのですが、つるなしがあるとは嬉しい限りです。それと最近ポピュラーになったローメインレタスの種も購入。

他に食用としてバジル、コリアンダー、世界一辛い唐辛子・ハバネロ、赤ジソジュース用に赤ジソなど作ります。日本の食料自給率に貢献しない物ばかりです。

ルーで染めた糸

cd4c8955.JPG春から秋まで長い間黄色の花が咲くルーですが、独特の臭いはハーブの香りとはほど遠く、余り注目されずにいつも畑で咲いています。ただ染めるととても綺麗なグリーンになります。写真は去年の8月に染めたモヘア糸と、その糸で編んだクルクルマフラーです。モスグリーンに染まるハーブは沢山あるのですが、このようなグリーンになるのは、イタリアンパセリやニンジンの葉などに限られます。

ルーの歴史は古く解毒剤として使われていたようです。また、かすみ目にも効くとされていて、ミケランジェロやダビンチも使ったとか。
お酒好きの方はご存知かもしれませんが、イタリアの葡萄の焼酎・グラッパの中に入っているのがルーの小枝です。解毒剤とアルコール、ダブルで消毒ですね。

アルパカのマフラー

eae9eced.jpgいつもブログを見て頂いてることりさんから編み上がったマフラーの写真が届きました。アルパカ糸で編んだご主人用のものです。なかなかお洒落に出来上がっていますね。編み地は1目ゴム編みで、色はナチュラルカラーの黒です。マフラーは編むのは簡単ですが、色と編地やデザインで完成度が決まります。

アルパカはアンデスの高地に生息しているラクダの仲間の動物です。環境の厳しいところの動物なので保温性に優れています。カシミヤやウールよりも暖かいのです。また毛足も長く、丈夫なので毛玉が出来にくく、手触りも良く優れものの素材です。
モヘアのセーター同様アルパカのセーターはとても重宝すること間違い無しです。

セントジョーンズワートのセーター

774a9b5b.JPGようやくオーダーのセーターが出来上がりました。全部で13種類の草木染の糸を使っています。ベースになっている色はセントジョーンズワートの銅媒染です。

セントジョーンズワートはストレスや不眠症に効くらしくアメリカでは人気サプリメントだそうです。
私は以前、黒に染まるハーブがあると小耳に挟み、ようやく水海道の「ハーブハーモニー」で見つけ、それから10年畑で元気に育ってくれてます。鉄で媒染すると確かに黒に近い色には染まりますが、銅媒染のこの色は、他のハーブでは出ない色なので収穫の殆どを銅媒染で染めています。

このハーブの名前は「聖ヨハネの日」に花が満開になる事に由来しているらしいのですが、クリスチャンではない私は毎年確認するのを忘れてしまいます。今年は6月24日にはちゃんと確認しようと思います。

ニッティングベルト

cadcf001.JPG15年ほど前にテレビに凄いスピードで編み込みセーターを編んでいるおばあさんが写っていました。なんと腰には革のベルトをしてるではないですか。編み針の先をそのベルトに差し込み固定させて編んでいました。魔法のベルトの様に思い早速探しました。ところが名前も知らないベルトはなかなか見つからず、探し疲れた頃1人の生徒さんが「息子がロンドンに留学してるので買ってきて貰いましょう」と仰ってくださいました。早速お願いしたら、夏休みに買いに行ってくれるとのこと。まもなく5個のベルトが届きました。「ロンドンには売ってなかったので島まで行って買って来たそうです」との報告は聞いたのですが、その時は手に入った嬉しさでどこの島かもお聞きしませんでした。

ところが最近ベルトに付いてきたプリントを見ていたらシェットランド島にあるお店の物でした。なんと本場シェットランド島まで買いに行ってくれていたのです。それに地理に弱い私はシェットランド島がどんなにロンドンから遠いかが解ったのは最近の事です。いくらお母様のお願いとは言え彼には感謝です。

そんな大変な思いをして買ってきて下さったのに、私はまだこのベルトを使いこなせません。

アメリカ式とフランス式

9358c788.JPG編物の棒針の持ち方は2通りあります。糸を右に持って編むのがアメリカ式、糸を左に持つのがフランス式です。ヨーロッパではアメリカ式をイギリス式と呼ぶようです。以前展示会をしたときに、長いことスイスに住んでいたご婦人がみえて仰るには、ヨーロッパではフォークと編み棒の持ち方で出身国が解るそうです。ちなみにスイスはフランス式だそうです。

私はアメリカ式で編んでいるのですが、教室では始めての方にはアメリカ式をオススメしています。理由はフランス式は表編みと裏編みの編み方が違うので、2段事に筋が出てしまい綺麗に編むのに時間がかかります。でも日本ヴォーグ社などがフランス式を採用しているので、若い層を中心にフランス式が増えているようです。

機会ある事に編み方を調べているのですが、日本では何故か東北、北海道にアメリカ式を使っている方が多いようです。
写真の羊は「鏡の国のアリス」に出てくる羊ですが、多分アメリカ式で編んでいると思うのですが、何せ28本の編み棒を使って編んでいるので、判別不可能です。

バジェタのマフラー

ec18212a.JPG10年前にウールの生成の布を探していた時期があります。それも手織りの様な雰囲気のある布です。
染めに詳しい方に尋ねるとペルーのバジェタしかないでしょうと仰るのですが、そのバジェタがなかなか見つからず、ペルーの輸入品を扱う会社に片っ端から電話をしたりしていました。そんなときに横浜の工芸品を扱う会社に在る事がわかり、早速出向きました。
長いこと探していたので嬉しくなり必要以上に買い込んでしまいました。その上なかなか手に入らないとなると使うのも惜しくなり半分以上は手つかずのまま取ってあったのです。
今年の冬は思い切ってマフラーに仕立てることにしました。シルクの布と縫い合わせて在ります。染めはグレー色はコーヒー、紫は紅木、インド茜を使っています。
バジェタはペルーで織られているウールの布です。それも手織りなのです。最近は染めてストールやジャケット仕立ててあるものをペルー雑貨のお店でたまに見かけますが、生成布は相変わらず見かけません。

お気に入りの毛糸箱

177ab2a9.JPG気になるとつい収集したくなる癖があります。今までに薔薇の木、馬の柄の何か、コーヒーカップ、紙、など色々です。仕事柄、糸と布が我が家の殆どを占領していますので、もうお気に入りを集めるスペースはありません。
最近は心を鬼にして、うさぎ柄の物と、ボタンだけにしています。ボタンはガラスのボタンに絞って集めています。ボタンは場所を取らないからと思って集め出すとキリがなくなりますが、幸いに骨董市などではなかなか見つけだせないので、収納場所に困ることはありません。

赤坂の乃木神社の骨董市に行ったとき、(もちろんガラスのボタンを探しに行ったのですが)骨董商のおじさんが私物を入れていたこの箱が気に入り、中の物を空けて譲って貰いました。
箱の雰囲気がとても良く毛糸を入れてみたら雰囲気だけではなく使い勝手がとても良いのです。糸が引っかからず、蓋も使え、編みかけのものを入れておくととても作業がしやすいのです。

何よりも部屋の片隅に置いておくと向田邦子の小説のような雰囲気をかもし出してくれます。

ニットカフェ初参加

b5ecde7f.JPG今日はちまたで話題のニットカフェに参加してみました。スターバックスコーヒーが始めて開催するニットカフェです。それもなじみの街・成城店での開催です。早速成城編物教室のオーナー・ギャラリーTsudaの津田さんと行ってきました。教えてばかりの私にとって自由に編物が出来る時間はとても楽しい一日でした。
その上好きなコーヒーが飲め、豆の説明、テイスティング、美味しいコーヒーの入れ方などのレクチャーがありなかなか楽しめる企画に成っていました。
作る物はカップに付けるスリーブです。スターバックスを利用する方はご存知かと思いますが、熱さから手を守るボール紙で出来ているスリーブをニットで作ってきました。お店の方はお客さんが手作りスリーブを使ってくださったらエコにも成るとおっしゃっていました。都内で次々とスターバックス版ニットカフェは予定されているようですから、興味のある方はホームページをチェックしてみて下さい。

参加してみて感じたのは五感が満たされると、人は幸せを感じるということです。成城の我が編物教室も母体はお茶屋さんですから、レッスンにはおいしいお茶が出ます。元祖ニットカフェのようなクラスです。成城学園前駅からすぐです。遊びにいらしてください。

シーマンズ・ニッティングスクール

dc224b4c.JPG海の男に編物を伝授しようという無謀な企画「シーマンズ・ニッティングスクール」が無事終わりました。50歳代の男性も2人参加して下さり、いつもの教室よりも教え甲斐のある展開に成りました。とにかく生まれて初めて編み棒を持つ男性ですから、熱心に取り組んで下さいました。
編物が癒しに成るというよりは、始めてのことをする発見の方が大きかったようです。自分で編み上げた帽子を被るとさらなる発見がありそうです。

アメリカの学級崩壊している小学校で教室に入らず廊下で騒いでいる子供達に、編物を教えたら、廊下の方が静かになった報告記事を読んだことがありますが、本当に編物ははまります。性別、年齢の枠を越えて楽しんで頂きたいですね。
Profile

9月編物教室
大宮教室 8日
浦和教室 15日
久喜教室 10日 24日
10月編物教室
大宮教室13日
浦和教室20日
久喜教室8日 22日













   

アトリエYARN
ホームページ
http://atelier-yarn.com



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