「FOLK HATS」は世界の民族的な帽子をニットで編む本です。日本のページに「サムライカブト」なる物が見事に毛糸で編まれていました。かぶるにはちょっと抵抗はありますが、ウケ狙いに作っても良いかなと帽子好きの私は気持ちが動きました。
それにしても複雑な形に加えて全てが英語です。編目記号で書かれていれば、何とか分かるのですが、殆どの外国のニットの本には編み目記号が存在しません。
なんと編目記号は昭和42年に日本工業規格で定められた物だそうです。ニットの貴公子の広瀬光治さんがおっしゃるには、編目記号のおかげで日本は世界で一番編物が盛んな国だそうです。本当に編目記号は良くできています。是非世界共通の記号になって欲しいですね。
昨年末から私の草木染のストールも置いて貰っています。お店の場所が葉山マリーナの2階なので、ヨットマンの編物教室なんてぴったりですねと、オーナーでもあるバックデザイナーの吉岡さんとお話ししていたのですが、早速1月から編物教室オープンの運びになりました。
教室案内用に帽子を2点編みました。両方ともアルパカ糸の生成です。白は初心者の男性でも編める簡単な形に、グレーはヨットの名前などを編み込んだらどうかしらと、ちょっと遊んでみました。
ヨットには一度も乗ったことのない私が考えたヨットマンの為の帽子です。明日、葉山に帽子を持っていって本当のヨットマンに見て貰います。
ヤコブ羊の生成「マウンテンミスト」で編みました。黒、茶、灰色のミックス具合が良いので、模様を入れずにメリヤス編みにしました。
糸にはEVALINEと書いてあったので、「アヤニの毛糸」のホームページで調べたら、エバリン・アンブカさんが紡いだ糸でした。紡いだ人の顔写真も載っていて、遠い国の人なのに手のぬくもりを感じ身近な人に思えます。
帽子の縁にアクセントを付けたかったので、白を加えて2色のねじり編みの縁にしました。
このねじり編みは北欧の伝統的な縁の作り方で、昔ミトンや靴下などに使われていたようです。この編み方はマスターすると作り方が簡単で、ちょっと新鮮なデザインになります。
今日はお天気が良かったので、畑の桜の木の下で撮影です。
ケニヤの首都ナイロビで「アヤニ・ウィメン・グループ」の方達が自立のために紡いでいる糸です。アフリカの植物で染めた草木染めの糸もあるのですが、今回は生成糸を購入しました。
白の糸がメリノ羊で、茶色の糸がヤコブ羊です。両方とも染めていない生成糸です。力強い手紡ぎ糸でとても気に入っています。1つ1つに紡いだ人の名前の紙が付いていて、遠くケニヤに思いをはせながら編めそうです。
この糸を日本に紹介している方が星野英子さんです。ナイロビに居た時にこのグループと知り合い帰国後ボランティアで糸のお世話をして下さっています。頭が下がる思いです。詳しいことをお知りになりたい方は「ケニヤの毛糸」でアクセスしてみて下さい。
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