9358c788.JPG編物の棒針の持ち方は2通りあります。糸を右に持って編むのがアメリカ式、糸を左に持つのがフランス式です。ヨーロッパではアメリカ式をイギリス式と呼ぶようです。以前展示会をしたときに、長いことスイスに住んでいたご婦人がみえて仰るには、ヨーロッパではフォークと編み棒の持ち方で出身国が解るそうです。ちなみにスイスはフランス式だそうです。

私はアメリカ式で編んでいるのですが、教室では始めての方にはアメリカ式をオススメしています。理由はフランス式は表編みと裏編みの編み方が違うので、2段事に筋が出てしまい綺麗に編むのに時間がかかります。でも日本ヴォーグ社などがフランス式を採用しているので、若い層を中心にフランス式が増えているようです。

機会ある事に編み方を調べているのですが、日本では何故か東北、北海道にアメリカ式を使っている方が多いようです。
写真の羊は「鏡の国のアリス」に出てくる羊ですが、多分アメリカ式で編んでいると思うのですが、何せ28本の編み棒を使って編んでいるので、判別不可能です。