かるた加工済み
画家の吉田光彦さんから「啄木かるた」が届きました。石川啄木の短歌50首の絵札を書いています。とても雰囲気のあるかるたになっています。
版元は奥野かるた店です。いまや日本でたった1軒しかないかるたの版元だそうです。
特に釧路出身の私にはうれしい釧路で詠んだ歌が2首入っています。何せ実家の前の道は「啄木通り」ですし、駅までのバスは「啄木線」ですし、近くには啄木の資料館もあります。子供の夏休みの自由研究も啄木でした。他人とは思えない身近さです。

さいはての駅に降り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき

の絵札は啄木が降り立った当時の釧路駅を忠実に描いたそうです。この歌のさいはての感じは釧路空港に降り立つ現代でも脳裏をかすめます。

かるたを頂いた翌日世田谷文学館にさくら染の納品に伺ったら、なんと同じ売り場に「啄木かるた」がありました。やはり他人とは思えないです。