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輪で織る織り方を開発した歌川智子さんと我が家で藍染体験です。
歌川さんは織り用の麻ひも、私は今度予定している藍染のワークショップのサンプルストールを染めました。
歌川さんがすくもを持っていて、それを使って染めようと話が決まり、始めてすくもの藍建てに挑戦しました。
私は自宅ではインド藍で染めますが、日本のタデ藍で染める本藍染は、埼玉県羽生市の作家さんの工房をお借りして染めています。
羽生市は武州藍の昔からの産地で今でも剣道着などを染める染工所がありますよ。
そんな訳で始めての、すくも建てです。

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すくもは藍の葉を発酵、熟成させて固めて染料にしたものです。
それを水で戻します。


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藍の色素を構成しているインジゴは水に溶け出さないので、アルカリの助剤などを使って藍の色素を
引き出す作業をします。
この状態で1日待ちます。


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朝に建てた藍が夜には少しずつ藍の華が咲いてきています。


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翌朝は見事な藍が出来上がっていました。
藍がきれいに建つかどうかはハラハラものなのですが、最近は良い助剤が開発され、失敗無く藍を建てることができますね。

初夏の光で藍の色が美しく映えます。