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マウンテンミントも可憐な花を咲かせ、だんだん秋の気配を感じる頃になりました。
夏の間の草木染も、最近は種類も変わり畑の整備も兼ねて剪定しながらの染作業です。

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春に植えた亜麻もブルーの花をつけています。
この花が枯れて種をつけたら刈り取り、茎から繊維を取り出すとリネン糸になります。

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今年はご希望の多かったシルク糸をたくさん染めましたので、秋から始まる展示会にお持ちします。
左からトウモロコシ、ラベンダーミント、蝋梅でいずれも銅媒染です。
後ろの焦げ茶色はくるみの鉄媒染、ピンクがインド茜の銅媒染です。
シルクは発色が良くウールとは違った色目に染まります。

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シルクウールもたくさんの色数が揃いました。
下段がパンパスグラス(銅)とくるみ(鉄)。
上段がコーヒー(鉄)と杏(銅)です。

こちらはシルク芯にモヘアが絡まっているタイプの糸で、200グラムくらいで女性のセーターが編める軽い糸です。

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ロンドンに住んでいる娘が、近所の図書館主催の編物サークルに参加した折、編物指導してくれる男性スタッフが使っていた編棒が素敵だったそうで、早速取り寄せてくれました。

黒いのがローズウットで、白い方がギンネムの木でできています。
ケーブルニードルもローズウッドでできていて、木のケーブルニードルは初めてです。
編棒はその国を表しているので、集めると面白いですね。

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いつも感心するのがイギリスの編み物雑誌の付録です。
楽しんで編物をするためのものが毎回ついています。

図書館に編物サークルがあったり、付録付きの雑誌がたくさん出版されていることなど編物が文化になっていることがわかりますね。