草木染のアトリエ YARN

編んだり 染めたり 耕したり

ケニヤの毛糸

463634e9.JPG秋にケニヤから届いた毛糸で今夜から帽子を編みます。
ケニヤの首都ナイロビで「アヤニ・ウィメン・グループ」の方達が自立のために紡いでいる糸です。アフリカの植物で染めた草木染めの糸もあるのですが、今回は生成糸を購入しました。
白の糸がメリノ羊で、茶色の糸がヤコブ羊です。両方とも染めていない生成糸です。力強い手紡ぎ糸でとても気に入っています。1つ1つに紡いだ人の名前の紙が付いていて、遠くケニヤに思いをはせながら編めそうです。
この糸を日本に紹介している方が星野英子さんです。ナイロビに居た時にこのグループと知り合い帰国後ボランティアで糸のお世話をして下さっています。頭が下がる思いです。詳しいことをお知りになりたい方は「ケニヤの毛糸」でアクセスしてみて下さい。

冬の藍

dd66a1e0.JPG藍染めに行ってきました。紺屋さんと言うよりは藍染め作家の鈴木さんがご自分のアトリエを解放して染めさせて下さっている所なのですが、場所が羽生なのでさしずめ武州藍といったところでしょうか。
藍は生き物なので冬の寒さで菌が死なないように、地面に穴を掘って籾殻を燃やしています。写真の煙突の下が暖かくなっています。
冬の藍が一番綺麗に染まると言いますが、鈴木さんの藍は1年中美しいブルーで染まります。管理が良いからでしょうね。
今回はランチョンマットを染めてきました。お正月に使う予定です。

ヴィラデストのセ-ジ

4f3d649d.JPG夏に玉村豊男さんの長野県にあるレストラン、ヴィラデストにいってきました。その時、お肉の上に乗っていたセージのフリッターがとても美味しく、レストラン横のショップでコモンセージの苗を買ってきました。
連日の寒さにもめげず、畑で元気に育っています。セージは寒さに強いとはいえこんなに元気なのは嬉しい限りです。ハーブガーデンを始めて20年、植えても植えてもセージは枯れてしまい我が畑の土壌に合わないのかしらと諦めていたのですが、今度は大丈夫そう。
セージは殺菌効果があると言われていますが、更年期障害にも良いとか。春まで枯れずに育って欲しいものです。

懐かしのカウチン・ジャケット

957bf811.JPG今日は今年最後の成城教室の編物のレッスン日でした。以前から私の糸で編物をして下さっている倫子さんがカウチンジャケットを着てレッスンに来て下さいました。かるく15年は経っているジケットはとても良い感じになってきていました。着れば着るほど味が出てくるのがカウチンの魅力です。地色が白にも関わらず綺麗に着て頂いてる様子にも感激です。

カウチンジャケットはカナダのバンクーバー島に居住するカウチン・インディアンの伝統的な編物です。編込みの裏に渡る糸を1目ずつ編みくるんでいく編み方をカウチン編みといいます。この編み方で編んだ物は着続けると最後は1枚の布の様になっていきます。倫子さんのもそろそろなりかけてきていました。親子三代位着て頂きたいです。100年はかかるかな。





フエルトのボタン

56593de0.JPG年末の部屋片付けをしていたらフエルトされた石がごろごろと出てきました。フエルトのボタンも一緒です。雑誌の仕事でフエルトのボタンを作ったとき、原毛が一瞬フエルト化されるのが面白く次から次ぎへと何にでも原毛を巻き付けてフエルトを作っていました。写真下のころころしているのがボタンです。残りはペーパーウエイトなのですが、左上の物は紙が隠れるほどの石ですがハート形をしているのが珍しく作ってみたら、巨大ペーパーウエイトになってしまい今日まで使われずじまいです。気に入ったボタンが無いときはフエルトボタンを作ってみて下さい。原毛を石けん水で濡らし手の平でお団子を作る要領でくるくる丸めて下さい。きっとくせになりますよ。

冬の畑

4d920158.jpg草木染の為のハーブガーデンもすっかり枯れ野原です。ミントだけがまだ青々していますが。この季節畑の写真を撮る事は無いのですが、ちょっと撮ってみました。カレル・チャペックいわく園芸家は12ヵ月忙しいそうだが、私にとってはハーブが全て枯れた12月染物に追われる事は無いので、ほっと一息と言ったところです。

姫だるまが帽子になった

268ee1b2.jpg 高崎のだるまと竹田の姫だるまを結婚させるテレビ番組を見た大学生の翔子さんが、姫だるまの可愛さに惹かれ、姫だるまの帽子を作りたいと我が編物教室に入門しました。

確かに可愛らしいだるまでボディには松竹梅の図柄が描かれています。でもこのイメージを帽子にするにはなかなか難しいのではと、翔子さんのお母様も加わり3人でミーティング。どんな帽子になるかと楽しみにしていたら、なんと想像以上の出来栄えになりました。
帽子の先からぶら下がっているのは繭で作った子姫だるまです。若い人の遊び心には感心させられます。

帽子のモデルになった姫だるまは大分県の後藤姫だるま工房の物です。見比べて見てください。

続姫だるまが帽子になった

58ba9578.jpg帽子の裏側も見てください。

アトリエYARNについて

yarnロゴ

アトリエYARNは自然の植物を使って染めを行う工房です。
1980年より、ハーブ染、またハーブ染をした毛糸での制作を始め、1985年より工房を構え、上質で鮮度のある染料へのこだわりから、染料に使うハーブの無農薬自家栽培を始めました。また、農家の方からの提供や日本で栽培されていない植物は輸入品を使い、植物から引き出せる多くの色を揃えております。

毎年、毛糸の季節になる秋に、ハーブ染の毛糸やストール、それらを使ったセーターや帽子など編物の展示をしております。展示にあわせ、編物、染物のワークショップも行っております。2000年より毎春行っているさくら染の展示では年毎に違った表情を見せるさくらの色を楽しんでいただいております。

また、ハーブ染の糸を使った編物教室も各地で行っております。

【今後の作品展】
秋にパリで作品展を開催します。
「日本の草木染100色展」
11月3日〜13日
ギャラリーTENDANCES
8-12 rue Bertin Poiree 75001 Paris France
TEL 01 44 76 05 32
http://www.tenri-paris.com

都内ではギャラリー津田での展示を予定しております。
「葉っぱ色の毛糸展」11月27日〜12月3日


【取り扱い店舗】
ハーブ染ストール、毛糸/ギャラリー津田
http://www5d.biglobe.ne.jp/~tsudayen/
東京都世田谷区成城2−39−2
TEL/FAX03−3416−6261

成城さくら染ストール/世田谷文学館
http://www.setabun.or.jp/
東京都世田谷区南烏山1−10−10
TEL03−5374−9111

【編物教室】
久喜 金曜日 月2回 午前クラス 午後クラス
浦和 木曜日 月2回 午前クラス 午後クラス
成城 土曜日 月2回 午前クラス 午後クラス
土呂プラザノース 火曜日 月2回 午前クラス
プラザノースの申込先
 TEL048−669−0300
 http://www.plazanorth.jp/
hatake-k

【染色教室】
久喜教室では染色の個人レッスンもしております。

こちらのブログでハーブ染毛糸の写真をアップしています。
「一日一色 」
http://blog.atelier-yarn.com

お問い合わせ先
草木染のアトリエYARN
info@atelier-yarn.com
Profile


10月の編物教室
11日 25日 久喜教室
9日 大宮教室
16日 浦和教室
5日 三鷹教室
11月編物教室
1日 22日 久喜教室
6日 大宮教室
20日 浦和教室
3日 八王子教室








   

アトリエYARN
ホームページ
http://atelier-yarn.com



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