ごばいし、ふしとも呼ばれる染料です。
いつも説明に困るほど馴染みのないものです。
でも「古今和歌集」にも出てくるくらい昔から使われています。
またお歯黒や染めの下地に使ったり、なかなかの優れモノの染料ですね。
ヌルデの木がヌルデミミムシに樹液を吸われた後、傷に細菌が入らないために
タンニン酸で固めてできたコブが五倍子です。
以前、秩父の山で見つけた方から頂いたことがあるので、植物に詳しい人なら、見つけることができるみたいです。
まずヌルデの木を見つけられないとだめですね。
紫かかったグレーの色は五倍子独特の色で、人気のある色です。
写真は鉄媒染です。