畑の整地と種まきが終わりました。
春、最初に染めたのがハルジオンです。
本当に春らしい色に染まりました。
種を植えたわけでもないのに毎年花咲かせています。
雑草ですが私には大切な染料です。
土を触っていると心が落ち着き、大地の恵みとも出会えるのです。
私の小さな畑でもそうですから、被災地の農家の方たちの悲しみははかり知れません。
先日福島三春在住の作家の玄侑宗久さんが「原発事故で使えなくなった土地を見捨てるのではなく、
ひまわりや菜種を植えて、バイオデイーぜル燃料として使い土地を復活させましょう」と提案していました。
今度こそ本当の国策としてやってほしいです。
バイオデイーぜル燃料を調べていたら、私の住んでいる隣町の宮代町で、
すでに「天ぷら油からデイーゼル燃料へ」の取組をしていました。
久喜宮代衛生組合のごみ回収のトラックで走行実験をしているそうで、
普及の第一歩を踏み出していました。
原発の事故が起きて日本中に原発がたくさんあることを知り、自分の住んでいる町の取り組も
良く知らないことに反省する毎日です。
デイーゼル燃料も最初は落花生の油だっとそうですが、石油が見つかってからは化石燃料になったそうです。
染めも、草木染に変わり、のちに石油から作る化学染料が普及しました。
染めあがったハルジオンの糸を見ながら土の力をいつも以上に感じる春です。